「なんだか首のこりや痛みが前よりひどくなった」
「しびれや吐き気を感じたり、気持ちが落ち込んだりする」
こんな症状が出ていたら要注意!
それは国民病と言われるようになった、ストレートネックかもしれませんよ。
放置すると日常生活や仕事に影響するおそれも!
この記事では、ストレートネックになる原因や主な症状、対策法を解説します。
ストレートネックの改善は、早めの治療と日常生活の見直しが必要不可欠です。
■ストレートネックとは?まずは基礎知識を知ろう
ストレートネックとは、どのようなものなのか?
まずは基礎知識を解説します。
●ストレートネックとは?曲がっているのが実は正常?
ストレートネックとは、首の骨である頸椎が真っ直ぐになる症状のことです。
これにより痛みやしびれ、心の不調などさまざまな症状が発生します。
正常な頸椎は、緩やかな「く」の字のカーブを描いています。
ストレートネックは、このカーブがなくなることで、心身にさまざまな不調をきたします。
●日本人のストレートネックの割合は?
公式な統計データはないものの、日本人の8割がストレートネックなのでは?という驚きのデータが!
これが国民病と言われる理由なんですね。
●先天性と後天性はどちらが多いの?
ほとんどは生活習慣から来る後天性です。
遺伝や病気による先天性もありますが、後天性に比べると少数です。
●性別による違いはあるの?
性別では、男性よりも女性がストレートネックになりやすい傾向があります。
女性は筋肉量が少ないため、首を筋肉で支えることが難しく、負担がかかりやすいためです。
●職業柄ストレートネックになりやすい人は?
前かがみになる姿勢の多い職業は、ストレートネックのリスクが高まります。
例えばPCを使った長時間のデスクワーク作業です。
他には歯科医です。
診察中ずっと、首を下にして口の中をのぞきこむため、首に大きな負担がかかります。
肩や首のこり、しびれに悩まされて、治療を受ける歯科医も多くいます。
●ストレートネックの状態を腕で説明すると
重いものを片手に持って、腕をピーンと真っ直ぐ横に伸ばした状態です。
長時間その状態を続けたら、腕が疲れて痛くなりますよね?
ストレートネックは、まさにこの状態と一緒!
重さが4~6キロの頭を、細い首の骨で横向きにずっと支えている状態です。
この負荷が続いたら、首や肩のこり・痛みが出るのは明らかですよね。
■ストレートネックは生活習慣が原因!主な原因3つを解説
ストレートネックの多くは後天性であり、その原因は生活習慣によるものです。
ここでは主な原因を3つ解説します。
●デスクワークの仕事
PCを使用する作業は、顔や体が前かがみになります。
長時間その状態が続くと、首の骨である頸椎が斜め前方に傾いてしまいます。
●スマホ
スマホを利用している人は、ほぼ前かがみ姿勢です。
PCの使用と同様に、首に大きな負担がかかります。
スマホがストレートネックの大きな要因になっていることから、別名スマホ首と呼ぶことがあります。
●猫背の人
猫背や姿勢の悪い人は、前傾姿勢です。
首も前傾姿勢になるため、ストレートネックになるリスクが高まります。
■ストレートネックの症状や日常生活で起きる支障は?
ストレートネックは首が真っ直ぐになるだけ、と思ったら大間違い!
さまざまな症状が発症することで、日常生活にも大きな支障をきたす怖い症状です。
ストレートネックになると、以下のような身体的・精神的症状が発生します。
・首や肩のこり
・痛みやしびれ
・頭痛
・吐き気
・めまい
・目の疲れ
・疲労感
・抑うつ
・自律神経の乱れ
・不眠
これらの症状により、日常生活では以下のような支障が出ます。
・仕事や勉強に集中できない
・やる気が出ない
・痛みやしびれで満足に眠れない
・うつ病の発症リスクが高まる
最近おかしいな?と感じたら、早めに専門家に診てもらいましょう。
■簡単!ストレートネックのセルフチェック方法
「自分はストレートネックなのか、簡単にチェックしたい」
そのような方のために、誰でもできる以下のチェック方法を試してみてください。
①自然な姿勢で立つ
②背中側を壁に力を入れずにくっつける
後頭部が壁にピタッとくっつけば正常です。
逆に後頭部と壁にスキマがある。
壁にくっつけようとしてもつかない、痛みが出る場合、ストレートネックの可能性があります。
セルフチェックですので、詳しくは専門家に診てもらいましょう。
■日頃からできるストレートネックの対策法
ストレートネックの原因は、姿勢の悪さから来るものです。
つまり姿勢を正すことが、最善の対策法です。
特にPCやスマホを使う場合、以下の点を意識しましょう。
・下向きに見ない
・画面を目の前に置く
・見る時間を短くする
画面を見るときは、どうしても下を向きがち。
そこで下を向かないようにして、画面を目の位置に置きましょう。
ノートPCは専用スタンドを利用することで、画面を目の前に置けますよ。
肩や首が疲れたな、と感じたら首や肩のストレッチでコリや疲れをほぐしましょう。
ストレートネックは、血行不良を引き起こしているため、以下の対策も重要です。
・運動する
・お風呂で首や肩を暖める
・体を温める食べ物・飲み物を取る
・リラックスする
ただし、痛みがすでにある、痛みが増している場合、ムリは禁物!
専門家に診てもらい、適切な対応を取りましょう。
■ストレートネックかも?と思ったら専門家に相談を!
ストレートネックは放置すると悪化するため、いち早く専門家に相談しましょう。
1日でも早く対策すれば症状の緩和や、心身不調の改善も期待できます。
日本人の8割が発症していると言われ、現代の国民病とも呼ばれるストレートネック。
ストレートネックかな?と思ったら、症状がひどくならないうちに松貞接骨院にお問い合わせください。
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