「なんとなく最近体の調子が悪い」
「病気じゃないのに日々不調を感じている」
このような心身の不調を日々抱えていませんか?
その不調を改善したいなら、白湯がおすすめ!
この記事では、白湯に秘められた効果や正しい飲み方・作り方を解説します。
この記事を読むことで、白湯の効果や効果的な飲み方を理解できます。
さまざまな効果を期待できるので、白湯は生活習慣に取り入れてほしい飲み物です。
■白湯はアーユルヴェーダにも取り入れられている
アーユルヴェーダとは、世界三大医学のひとつであり、今から5000年以上前のインド起源の伝統医学です。
白湯は、毒出しドリンクと言われ、その効果も長年の歴史から実証済み。
アーユルヴェーダでは、人間の体は「ドーシャ」と呼ばれる、自然エネルギーで構成されていると説明しています。
さらにドーシャは、以下の3つの要素が含まれています。
・ピッタ(火)
・カパ(水)
・ヴァータ(風)
東洋医学に例えるなら、気血水のようなものですね。
体の不調は、この3つの要素が崩れて起こると言われています。
白湯は、カパ(水)をピッタ(火)にかけ、沸騰させてヴァータ(風)を送った飲み物。
この3つの要素を含んだ白湯を飲むと、さまざまな効果があると言われ、現在まで言い伝えられています。
■白湯とは一体どういうものなの?基礎知識を解説
そもそも白湯とはどのようなものなのか?
ここでは白湯について、基礎知識を解説します。
●白湯とは?お湯とどう違うの?
厳密な定義はないものの、白湯は一度沸騰させて、50度前後までに冷ましたもの。
お湯は、40度以上に温めたものを指します。
どちらもお湯に分類されますが、沸騰させたかどうかが大きなポイント。
白湯は沸騰させるのが重要!と覚えておいてくださいね。
●白湯の代わりにお茶やコーヒーはダメなの?
「沸騰させた白湯を使って、お茶やコーヒーで飲むのもアリなのでは?」
そう思われたかもしれませんね。
白湯の効果を得たいなら、お茶やコーヒーで飲むのはNG!
理由は、カフェインなどのいろんな成分が含まれているから。
白湯の目的は、体をじんわりと温めて体の機能をアップさせるのが目的です。
お茶やコーヒーに含まれるカフェインは、逆に体を冷やし白湯の効果を打ち消してしまうんですね。
もちろん、お茶やコーヒーにも素晴らしい効果はあるので、この点を理解したうえで飲んでくださいね。
■ただのお湯に隠された白湯の驚くべき効果!
ここでは最も気になる、白湯の効果を紹介します。
●白湯にはこれほどの効果がある!
ざっと出すだけでも、こんな効果が期待できます。
・冷え性の改善
・花粉症の改善
・便秘解消
・肩こりや腰痛の改善
・むくみの改善
・肌質が良くなる
・デトックス効果や代謝機能の向上
白湯を飲むと、体の内側からポカポカと温まります。
血行が良くなり冷え性の改善や代謝機能やデトックス効果がアップ。
結果として上記のさまざまな症状緩和が期待できます。
白湯を飲み始めた方の体験談を調べると、便通が良くなった方が多くいらっしゃいますね。
●白湯の効果はいつから出る?
白湯は薬ではないため、飲んで数時間後に効果が出る飲み物ではありません。
また、体調や体質にも個人差が出ます。
多くの方は、飲み始めて1週間前後から効果を実感される方が多いですね。
●白湯を飲み続けると味が変わる?
白湯を飲み続けると、甘みを感じる方が実際にいます。
味の変化は、その日の体調により変わります。
まずく感じた場合には、心身の不調のサインかもしれないので、様子を見てくださいね。
■白湯の効果をアップさせる正しい飲み方
白湯はただ飲めばいい、というわけではありません。
ここでは白湯の効果をアップさせる、正しい飲み方を紹介します。
●白湯の飲み方の基本
白湯の飲み方の基本は、時間をかけて少量ずつ飲みましょう。
50度前後を保ち、1回あたり200mlを10~20分かけて飲むのがコツです。
冷めると白湯の効果が出ないので、保温性のあるマグカップで飲むのがおすすめ!
1日に飲む量は、多くても1リットルまでにしましょう。
●白湯を飲むタイミング
以下のタイミングで飲むのがおすすめです。
・起床直後
・食事の30分前か30分後
・夜寝る前
起床直後に飲むと体が温まり、デトックスや消化機能の効果が高まります。
食事の前後に飲むと、消化が促進されます。
夜寝る前に飲むと体がリラックスし、睡眠の質がアップしますよ。
●白湯を飽きずにおいしく飲む方法
白湯はただのお湯なので、飲み続けると飽きてしまいがち。
そこで味に変化をつけて飲めば、飽きずに飲めますよ。
一例として、以下を混ぜて飲む方法があります。
・はちみつ
・レモン
・ショウガ
・梅干し
手軽に飲むなら、チューブタイプがおすすめです。
■効果を上げる白湯の作り方
白湯の効果や飲み方を知ったら、次は作り方をマスターしましょう!
●やかんで白湯を作る
水道水から作る場合、カルキなどの不純物を飛ばすため、しっかり沸騰させましょう。
作る手順は以下を参考にしてください。
①たっぷりの水をやかんに入れる
②フタをして中火にかけて沸騰させる
③沸騰したらフタを外して弱火で10分ほど沸騰させる
④火を止めて50度くらいに冷ます
ポイントは十分に沸騰させる点です。
こうすることで白湯の効果を高められますよ。
●もっと手軽に白湯を作る方法
「水道水をやかんから沸騰させるのはメンドウだな」
長時間の沸騰は難しいものの、電気ケトルで作る方法があります。
ペットボトルの水なら、1回に飲む量を電子レンジで加熱するのもアリ。
水道水と比べて不純物が少ないので、長時間沸騰させる必要がありません。
他にもウォーターサーバーもおすすめ。
お湯が出るタイプなら、スグに白湯を作れますよ。
■生活習慣の白湯を飲む習慣を!
白湯はアーユルヴェーダをはじめ、昔から効果が実証されている飲み物です。
白湯を日常的に飲むと、心身の不調を改善する効果が期待できます。
薬と違い即効性はないものの、副作用の心配はなし!
そんな手軽に飲める白湯を生活習慣に取り入れてみませんか?
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