涙活とは・・・
涙活(るいかつ)という言葉はご存じの方も多いでしょう。
簡単に説明しますと、ストレスを発散するために涙を流すことです。
ただ単に泣けば良いというわけではなく、その涙には感情がこもっていないといけないのです。どうやら、泣くと幸せホルモンと呼ばれるセロトニンという精神を安定させてくれる神経伝達物質が分泌されるとのことでした。
私は、涙活という言葉がはやりだした頃に実践し始めていました。
今では極太ハガネメンタルを自負している私も、若かりし頃は風に吹かれたら飛んで行ってしまいそうな風船、つつかれれば割れてしまう風船、そんな風船メンタルでした。
よく聞く豆腐メンタルではありません、何かあると破裂してしまう可能性のある風船メンタルです。
私を昔から知っている方々はその話をしても信じてはくれませんが、本人が言っているのだからそうなのです。とにかく私の心は風船でした。
ストレスとの闘い
風船メンタルな私は、ちょっとでも怒られるとしょんぼり、ちょっとでも誰かに冷たくされるとしょんぼりしてしまう最弱メンタルのため、そんな自分をどうにか変えたいと自分のメンタルを守るために常にストレスを発散する方法を模索していました。
自己啓発本を読み漁って試してみるも、自己啓発本を書かれている方はすでにその問題に打ち勝っている人ばかりなので、へこたれまくっている私には響きませんでした。
そもそも誰かに相談したとしても、誰かの実体験を聞いたとしても、それは私ではないので的確なアドバイスではないのです。と、ひねくれている時期でもありました。
自分でもできる簡単なストレス発散方法はないものか…。
そんなときに出会ったのが涙活です。
簡単にできる
感動する本やテレビを観て泣けば良いだけ。なんと簡単な方法なのでしょう。
今思えば、何かにへこたれたとき、泣きたくなったらこの本を読もうと泣ける本を常備していました。それとともに、これを観たら絶対泣けるという映画もリストアップしており、泣きたくなった時はレンタルショップに直行しておりました。
それを活用してただ泣くだけでストレスが発散されるだなんて、なんて簡単な方法なんだろう。これぞまさしく、自分が探し求めていたストレスの発散方法でした。
私のおすすめ涙活!
では私のとある日の涙活を紹介します。
次の日も仕事の日だと泣きまくって目が腫れている状態で人に会ってしまうので、社会人としてどうにもよろしくありません。ですので、休みの日の前日に泣ける本、映画を準備します。ついでにお菓子とジュースも準備。
涙と鼻水を拭く用に箱ティッシュ1箱、それを入れるゴミ箱を両サイドに置きます。左手側にティッシュ、右手側にゴミ箱です。取って拭いて捨てる、のルーティーン。完璧。
そしてただひたすらに本を読み映画を観続けます。
私の場合は動物ものに弱いので、とにかく普段は読まないようにしている動物ものの漫画を読みます。それだけで大号泣です。しかし、本当の涙活はこれからです。某猫型ロボットとメガネの少年のとある話を準備します。
話の内容を把握しているので最初から泣きっぱなしです。何度も観ているし、セリフもほぼ覚えているからこそかもしれませんがとにかく最初から泣きっぱなしです。ハッピーエンドだとわかっていようとも涙が止まりません。ですがこれで良いのです。
勝手な想像ですが、涙が出るたびにそこからドロドロしたヘドロのような汚れが出て行っている気がするのです。そのたび、私の体の中は浄化されていくような感覚になります。想像することは大事です。これぞデトックスです。
一通り観終えた私は涙と鼻水でどろどろのぐしゃぐしゃな顔をしていますが、それでも心は晴れやかな状態になっています。これで涙活完了です。
さいごに・・・
最近は涙腺が緩くなり、CMのような短い動画を観るだけでも泣けるようになってしまい、子どもに「ママがまた泣いてる」と呆れた顔で言われるようになりました。
年をとって涙もろくなったのかな?と思って調べてみたら「脳機能の低下」というショックな言葉が引っ掛かってきたので、脳トレゲームで脳を鍛えようと思います。涙もろさも改善するかもしれません。
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