「今年は花粉症の症状がひどいかも」
「鼻がムズムズ、目がかゆくてとてもツラい!」
「花粉症の症状を少しでも軽くしたい」
今や3人に1人は、花粉症になっている国民病。
そのツラい花粉症、生活習慣が原因でさらに悪化しているかも!
この記事では、花粉症を悪化させる原因や習慣、ツラい症状を緩和させる対策法を解説します。
この記事を読むと、花粉症を引き起こす原因を知り、症状を緩和するための対策ができます。
適切な対策で症状が緩和すれば、不快から来るイライラも落ち着きますよ!
■花粉症とは?基礎知識を解説
ここでは花粉症についての気になる疑問、知っておいてほしい基礎知識を解説します。
●日本で花粉症の人はどのくらいいるの?
「花粉症環境保健マニュアル2022」によると、約10年おきに調査した結果、以下のように花粉症の人は昔と比べて大幅に増加しています。
・1998年 19.6%
・2008年 29.8%
・2019年 42.5%
このように10年おきに約10%ずつ増加しています。
この推移をもとに予測すると2030年は50%台、つまり2人に1人は花粉症になる計算ですね。
※参考
花粉情報サイト
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/index.html
花粉症環境保健マニュアル2022(令和4年3月改訂)
https://www.env.go.jp/content/900406385.pdf
●花粉症の発症年齢は?
「アレルギー性鼻炎ガイド2021年版」によると、5〜9歳の発症が特に増加しています。
・1998年 7.5%
・2008年 13.7%
・2019年 30.1%
約20年で4倍も増加しているんですね!
10〜20代も、1998年と比べて約2倍以上も増加し、2019年の発症割合は約45〜50%です。
つまり20代の2人に1人は、花粉症にかかっている深刻な状況と言えますね。
※参考
アレルギー性鼻炎ガイド 2021年版 が公開されました
クリックするとPDFファイル「アレルギー性鼻炎ガイド 2021年版」がダウンロードされます。
https://okuda-award.org/wp-content/uploads/2021/02/bienguide2021.pdf
●海外でも花粉症はあるの?
「世界三大花粉症」との名称があるように、海外にも花粉症はあります!
世界三大花粉症の種類と分布地域は、このようになっています。
・イネ科 ヨーロッパ
・ブタクサ アメリカ
・スギ 日本
イネ科やブタクサは世界に広く分布しているので、花粉から逃れるのは不可能なんですね。
●花粉症を引き起こす花粉の種類や時期
日本において、花粉症を引き起こす植物と花粉が飛散する時期は、このようになっています。
・スギ 3〜5月
・ヒノキ 4〜6月
・シラカバ 5〜6月(主に北海道)
・イネ科 北海道6〜9月 西日本1年中
・キク科(ブタクサ・ヨモギ) 8〜10月
冬は多少落ち着くものの、それ以外の季節は何らかの花粉が飛んでいるんですね。
●花粉症は遺伝する?
花粉症そのものは遺伝しません。
ただし、花粉症を引き起こしやすいアレルギー体質が遺伝する可能性はあります。
●花粉症は治るの?
残念ながら花粉症は一度発症すると治りません。
ただし、生活習慣を見直して体質が改善されると、症状が緩和するケースもありますよ!
■こんなにもある!花粉症を悪化させる主な原因
花粉症の症状を悪化させる原因はたくさんあり、ここでは一例を紹介します。
「もしかしたら当てはまるかも!」
思い当たる内容があったら、改善に向けた対応を始めてくださいね。
●地球温暖化や大気汚染
地球温暖化により、植物の成長が早まり花粉が飛ぶ量も増えます。
他にも大気汚染により、免疫機能が異物に対して過敏に反応しやすくなり、花粉症を引き起こしやすくなります。
外部要因なので、対処が難しいのも事実ですね。
●アレルギーやアトピーを抱えている
免疫機能が過敏に反応する、アレルギーの原因は実にさまざま!
一例として以下があります。
・ハウスダスト
・ペット
・ダニ
・食べ物
・化学物質
アトピーは、アレルギー同様に免疫機能が過敏に反応して起こる症状です。
●免疫機能を低下させる生活習慣
一例として以下があります。
・冷え
・ストレス
・自律神経の乱れ
・寝不足や運動不足
・食生活の乱れや便秘による腸内環境の悪化
・喫煙やアルコール
これらの原因がたくさん重なると、花粉症の症状を悪化させます。
特に注意したいのが腸内環境の悪化ですね。
花粉症に関する免疫機能は腸内に多くあるため、免疫機能が低下すると花粉症を悪化させる原因に!
下痢や便秘を繰り返している、胃腸の調子が悪い方は要注意です。
■ツラい花粉症を緩和する方法や対策方法
花粉症を引き起こす原因を知ったところで、緩和方法や日頃からできる対策方法を解説します。
●花粉を取り入れない
以下の対策で、少しでも体内に取り入れないようにしましょう。
・室内では空気清浄機を利用する
・花粉のつきにくい服装(ツルツルした素材)にする
・花粉症に効果のあるマスクをする
・布団・洗濯物を取り込む場合には外で花粉を落とす
・帰宅後うがい・手洗いをする
また、花粉情報を事前にチェックするのもおすすめ!
花粉が多く飛ぶとわかったら、できる限り外に出ないのも、体内に取り入れないための方法です。
●生活習慣の改善
生活習慣の乱れにより、免疫機能が低下し花粉症が悪化します。
その改善方法としては以下があります。
・睡眠をしっかり取る
・運動
・ストレスの解消
・腸内環境を整える
・暴飲暴食をしない
・喫煙やアルコールを控える
花粉症の症状がひどい人は、腸内にある善玉菌を増やす酪酸菌が少ないことがわかっています。
ヨーグルトや食物繊維の多い食べ物を食べて、善玉菌を増やして腸内環境を整えましょう!
●緑茶や花粉症対策の飴を利用する
緑茶に含まれるカテキンには、アレルギー反応を抑える働きがあります。
他にも鼻がスッキリする、花粉症対策の飴を利用するのもおすすめ!
花粉症対策グッズはたくさんあるので、自分にあったものを探してみてくださいね。
●鍼灸院や整体院を利用する
多くの方は、ストレスにより自律神経が乱れています。
そこで鍼や整体によるマッサージを利用すると、体が緩まりリラックスして自律神経が整うんですね。
免疫機能もアップすれば、花粉症の症状を抑える効果も期待できますよ!
●薬や病院を利用する
花粉症の症状がツラい場合、迷わず薬や病院でのケアがおすすめです!
まずは症状を軽くする、自分にあった薬を探してから、先に紹介した方法を試してみてくださいね。
■生活習慣の改善が症状緩和のカギ!
花粉症は体質以外にも生活習慣が原因で、症状を悪化させているケースがあります。
乱れた生活習慣の改善により、ツラい花粉症の症状が緩和する場合があります。
まずは簡単にできる花粉症対策や、生活習慣の改善から始めていきましょう。
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