異変・・・
先日、知り合いに勧められて枕を変えました。
知り合いはその枕によって睡眠の質が向上したらしいのですが、私はその枕を使ったことが原因なのかはわかりませんが、眠りが浅くなり、起床してすぐに頭痛が発生するようになってしまいました。仕事中も眠気と戦うことになってしまったのです。
結局、今まで使っていた枕に戻したのですが、その結果、頭痛も治まったので、きっと枕を変えたことによる影響なのだろうと、枕一つでこんな悪影響があるのだと驚きました。
そんなこんなで、枕について調べてみることにしたのです。
睡眠と健康
そもそも睡眠は健康な生活を送る上で欠かせないものです。
厚生労働省推奨の睡眠時間は10代だと8時間以上、20代から30代だと7時間、40代~50代だと6.5時間、60代以上だと6時間だそうです。
女性は家事や育児の負担からか睡眠時間が男性よりも短い傾向にあるそうです。
寝不足になると、人はイライラしてストレスが溜まり、ますます眠れなくなったりします。悪循環です。また、認知機能を低下させたり、食べ過ぎを引き起こし体重増加や肥満をもたらしたり、血圧が上昇してしまうこともあるそうです。
睡眠時間を増やすことが難しいのであれば、睡眠の質を上げるしかありません。
そんなとき、睡眠に近いのは枕です。ですので、まずは枕の歴史を紐解いていきます。
枕のこと知っていますか?
枕はいつから使われるようになったのか定かになっていないそうですが、現在のように睡眠時に使われるようになったのは紀元前7000年頃のメソポタミアだと言われています。当時は丸太や平たい石をそのまま使用したり、ワラなどの茎を束ねて利用していたようです。丸太や石では硬くて眠りにくそうですが、ワラはふわふわして気持ちよさそうですね。
日本では古墳や遺跡から枕と思われるものが発見されているようですが、現在の枕と同じ使用方法かどうかはわかっていないそうです。
奈良時代には現在と同じ使用方法で木の枕や、草で編んだ枕などが使われていたそうです。
そしてそれ以降、枕は進化していきます。
時代劇などで見かける箱枕は、江戸時代頃に登場したそうです。
箱枕は、髪型を崩さないように首にあてて使われていて、箱の中に貴重品を隠すこともできたそうです。
私は、この枕を使っている姿をテレビで観る度に、首が痛くならないのかなと心配になったものです。
今のような平らな枕が使われるようになったのは昭和初期頃だそうなのですが、現在の形になったのは本当に最近のことのようですね。
最近の枕は頭をのせるもののほか、抱きしめて使用するもの、うつぶせ寝に使用できる枕など色々な枕が販売されています。
快適な睡眠と枕のまとめ
ではどのような枕が快適な睡眠に適しているのでしょうか?
枕が自分の身体に合っていないと、熟睡できないどころか首や肩を痛めてしまうこともあります。寝ても疲れがとれない、眠った気がしないなどどいう症状があらわれていたら、枕が身体に合っていない可能性があります。
自分に合わない枕を使い続けることで、良質な睡眠時間を得られなくなり、その影響で健康を害することも考えられます。
今思えば知り合いに勧められた枕は小さく寝返りが打てるものではありませんでした。枕の硬さも私は柔らかいものが好きなのですが、だいぶ硬さのあるものだったように思います。
ではどんな枕が良いのでしょうか。
人の骨格により適する枕は人それぞれなのですが、安眠に推奨されるのは、適度な硬さのもので、寝返りが打ちやすく寝返りを打っても枕から頭が外れない大きさのものが良いとされています。
とはいえ形や硬さにこだわらずとも、自分にとって眠りやすい枕が一番だと思います。
もし新たに枕を買い替えたいと思ったときは上記を目安にして探してみるのも良いのではないでしょうか。
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