その腰痛放置しておいて大丈夫?危険な症状や予防法を解説!

腰が痛い人

「腰が痛いのは歳のせいかな」
「腰痛は何年も前からずっと付き合っている」

あなたの抱えている腰痛、放置していませんか?
もしかしたら、命に関わる危険性が潜んでいるかもしれませんよ!

この記事では、腰痛の原因や危険な症状、予防法を解説します。
この記事を読むと、適切な対応や予防を把握でき、1日でも早く腰痛から解放されます。

腰痛を放置すると、慢性化や病気に発展するおそれがあります。

■腰痛とは?まずは腰痛の基礎を知ろう

まずは腰痛について、気になる情報や基礎知識を解説します。

●進化の過程で腰痛になるのは必然だった?

いきなりショッキングな内容ですが、人間は腰痛になりやすい構造になっているんです!

人間と他の動物との大きな違いは、二足歩行できるかの違い。

二足歩行の場合、上半身の重みを腰で支える必要があります。
背骨にも大きな負荷がかかり、日々の生活習慣や加齢などにより腰痛を引き起こします。

人間が四足歩行だったら、腰痛とは無縁だったかもしれませんね。

腰の骨

●日本人の腰痛の割合はどのくらい?

ある調査によると、推定で約3,000万人が腰痛に悩んでいます。
2021年の日本の総人口は約1.2億人。

4人に1人は腰痛に悩んでいる計算ですね。
花粉症の割合は、3人に1人と言われているので、もはや国民病の1つです。

●年代別の腰痛の割合は?やはり高齢者が多いの?

「腰痛や肩こりは高齢者が抱える症状」

そのようなイメージを持たれているかもしれませんが、実際は違います!

腰痛で多く悩んでいる年代は、働き盛りの40~50代という統計結果があります。
一番元気なときに、腰痛で日々の仕事や生活に支障が出たら、本当にもったいないですよね。

●男性と女性はどちらが腰痛に悩んでいるの?

傾向として女性の方が多く悩んでいます。
女性は男性に比べ筋肉量が少ない、冷え性やホルモンバランスの変化などが腰痛の原因として挙げられます。

●子供と大人の腰痛の違い

生活習慣や病気が原因の腰痛は、子供と大人も同じです。

子供の場合、部活動のスポーツで腰の酷使による腰痛があります。
成長期は背骨の発達が未熟なため、成長が早い子供は体が追いつかず、それにより腰痛が発生するケースがあります。

このように腰痛といっても、年代・性別・状況・体質により原因はさまざま。
原因にあった対策ができないと、症状を悪化させるおそれがあるため注意しましょう。

■気になる!主な腰痛の原因

ここでは、さまざまな腰痛の原因について解説します。

●腰痛の原因は大きく分けて2パターン

腰痛は大きく分けて、以下の2つに分けられます。

・特異的腰痛
・非特異的腰痛

すべて漢字で書かれ、なんだか難しそうなイメージですよね。
わかりやすく説明すると、特異的腰痛は原因が特定できる腰痛、非特異的腰痛は特定できない腰痛です。

実は腰痛のほとんどは原因が特定できず、その割合はなんと85%!
原因が特定できないと、腰痛が慢性化しやすくなります。

●特異的腰痛の原因

特異的腰痛は原因が特定でき、MRIやレントゲンで目視できる場合もあります。
主な原因は以下があります。

・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・筋筋膜性腰痛
・腫瘍や腰周辺の感染症
・骨折などの外傷
・尿路結石
・子宮内膜症
・解離性大動脈瘤

原因は腰以外にも、脊髄や内臓疾患の病気により、腰痛を引き起こすケースもあります。
病名がつくもの、医師の診断結果が出せるものは、特異的腰痛と覚えておくとわかりやすいですね。

●非特異的腰痛の原因

主な原因は以下があります。

・生活習慣の乱れ
・悪い姿勢
・腰を支える筋力が弱っている
・ストレス
・腰に大きな負荷がかかるスポーツ・仕事
・ぎっくり腰

病気が原因ではないため、原因の特定や診断を下すのが難しい腰痛です。
放置すると慢性化しやすいため、早めの予防や対策が必要です。

●腰痛とうつの関係性

ある調査結果によると、腰痛に悩む人は抑うつ傾向が高い結果があります。
腰の痛みに毎日悩まされていたら、それだけで気分は落ち込みますよね。

さらに日々のストレスも相まって、抑うつ傾向が高まります。
実際に心因的な要因で腰痛は発生し、うつ病の方は腰痛が長期化する傾向があります。

●腰痛と季節の関係性

冬は冷えによる血行不良で腰痛が起こりやすい時期。
また、9月から11月、3月から5月の季節が変わる時期も要注意です!

特定の時期やシーズンに腰痛が発生する場合、この点を疑ってみてくださいね。

■すぐ病院に!こんな腰痛は要注意!

以下の症状がある場合、すぐに病院で診てもらいましょう。

・痛みが増している
・腫れが出ている
・発熱
・胸の痛みがある
・下半身にしびれがある
・尿が出にくい

内臓疾患の病気のおそれがあるため、早期治療が重要です。

■今日からできる腰痛の予防法

病気以外の腰痛は、日頃からのケアにより予防が可能です。
以下の予防法を参考にして、できる内容を試してくださいね。

・姿勢を改善する
・同じ姿勢を長時間続けない
・足を組まない
・体や腰周辺を温める(温めると腰痛が緩和する場合)
・運動して筋力をアップする
・ストレッチする
・寝具を変える(寝ているときに腰痛が発生する場合)
・ストレスを溜めない

腰痛の多くは、生活習慣から来るものです。
生活習慣を見直して改善することで、腰痛の緩和が期待できますよ!

自分ひとりでは難しい場合、整骨院で施術やマッサージしてもらうのもおすすめです。

■腰痛は早めに原因を知り治療や予防が重要!

腰痛は病気が引き金になっていることもあるため、注意が必要です。
1日でも早く腰痛の原因が特定できれば、適切な対応が取れます。

痛みから解放されれば、仕事や日々の生活も充実しますよ!

腰痛の原因を把握するためにも自己判断せず、まずは専門家に相談しましょう。

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